株式会社 東海エース保険は福岡県飯塚市にある東京海上日動火災保険株式会社、東京海上日動あんしん生命保険株式会社、アフラックの代理店です。

救命講習に参加いたしました

お知らせ NEWS

救命講習に参加いたしました

みなさまこんにちは。
大変寒い日が続いております。朝の通勤中、ふとフロントガラスの汚れが気になってウォッシャー液を出そうとしたのですが、凍っていて全く出てきてくれませんでしたし、必然的にウォッシュもできませんでした。(※10分くらい走ったらできました)
ウォッシャー液も凍る寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしですか?
こんなふうに寒い冬場には、お風呂場やトイレなど、あたたかい室内との気温の差が激しい場所で、体調に異変をきたすことがあります。
自分のことは自身で充分気を付けたいものですが、もしも身近な人が倒れてしまったら……あるいは、外出中に倒れている人を見つけてしまったら、事故に出くわしたら……?(こうなってくると寒さとは関係ありませんが……)
そういうときのために心得ておきたいのが、わたしたちにもできる救命処置です。

私自身は、学生の頃学校で、そして自動車学校に通っているときに救命処置の講習を受けたことがあります。自分もそうだよ、という方は多いのではないでしょうか。
ところが社会人になってみると、自分から積極的に求めない限り、なかなかこういった機会を持つことができません。
そして、胸骨圧迫・人工呼吸・AEDなどの手順は、一度ひととおりやってみたとしても、長くその機会がなければ忘れてしまうものです。
弊社では、月に一度「職場協議会」という全体会議の場を設けています。そのときに野正から、救命の手順を今一度確認しておくことも重要ではないか、という話があり、それをきっかけとして、1月24日、弊社一同は田川市消防署にて救命講習を受けてまいりました。

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今回は「救命入門コース」という90分程度の講習です。実際に救急救命の現場で活躍する隊員の方々に、倒れている人を発見したら……という想定にて、救急隊員に引き継ぐまでの救命措置を教えていただきました。

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(↑意識確認後、周りの人に、救急車の手配とAEDを持ってくるようにお願いする様子です)

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(↑胸骨圧迫の様子です。AEDを準備している間も絶え間なく続けます。可能であれば、電流を流しているとき以外は続けてほしいとのことでした)

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(↑人工呼吸の様子です。)

写真のような、実際にマネキンを使って行う講習のほか、救急隊員の方が、普段の職務の中で体験したことをお話ししてくださったり、私どもの質問について丁寧にお答えくださったりと、大変充実した時間となりました。
特に印象深かったのが、「肋骨は折れてしまっても比較的すぐくっつくけれども、心臓は止めてしまったらそれきりだから、肋骨が折れたとしても胸骨圧迫はやめないのです」という、現場で日々ご活躍されている救急隊員の方ならではのお話です。こういった機会でもなければなかなかうかがうことはできませんから、拝聴していて大変新鮮な思いがいたしましたし、同時に、日々市民のために全力を尽くしてくださる隊員の皆様への感謝の念も非常に感じるところでした。
また、「倒れてしまった人が、呼吸が止まるまでに血中に取り込んだ酸素を、心臓というポンプを押し、動かし続けることによって脳まで送り届けなければならない。119番から救急隊員が到着するまでの約10分の間でも、脳に酸素がいかないと、重大な障害が残ってしまうこともある。胸骨圧迫はそのためにするのです」と教えてくださったことも印象に残りました。このとき私は、今まで恥ずかしながら、ただ心臓を動かし続けなければならないから心臓マッサージをするんだな、程度にしか考えていなかったこと、ではなぜ動かさなければならないのか? ということについては考えたこともなかったことにはじめて思い至りました。
からだの中にある器官とその働きについてうかがいながら、この世にやどったときから生命を維持するために一刻も休まず働く、しかし決してもの言わぬ彼らの、ある種の健気さのようなものをしみじみと感じ、自らを労わることを忘れないようにしたいなとも思いました。
今回の講習では、このように、己を省みざるを得ない瞬間がたくさんあり、救急救命措置の大切さだけでなく、もっといろいろなことを教えていただいたように思っています。
これからもこういった機会を持ち、微力ながらも社会に参画しているものとして、いざというときの責任を果たしてゆけるよう励んで参る所存です。

参加証
(↑後日参加証をいただきました)